マーベロンにはどんな副作用があるのか、また重い副作用である血栓症にはどんな症状や前兆が起こるのかを解説します。

マーベロンの副作用

薬を服用することで生じる効果と副作用は表裏一体。

避妊や美容など様々な効果を発揮するマーベロンですが、服用することでもちろん副作用が起こる可能性もあります。

ここでは、マーベロンにはどんな副作用が起こりうるのかをご紹介します。

マーベロンの一般的な副作用

まずはマーベロンにより起こりやすい一般的な副作用から!

マーベロンは服用開始から1~2週間以内に、次のような症状が現れることがあります。

  1. 軽い吐き気
  2. 頭痛
  3. 乳房のハリ
  4. 生理周期の途中に軽い出血

など
これらの症状は飲み始めた頃に起こりやすいものの基本的にはマーベロンの服用を続けることで現れなくなります。

しかし症状がひどかったり、収まらない場合は医師に相談しましょう。

また人によってはマーベロンの成分にアレルギーを起こす可能性もあります。

もしも湿疹などの過敏症状が現れた場合は、マーベロンの服用を中止しましょう。

ちなみに「ピルを飲むと太る」と言われることがよくありますが、結論から言うとマーベロンを服用して太るということはありません。

たしかに、古いタイプのピルでは成分量が多いために体重が増えてしまうこともあります。

ですがそれも過去の話で、マーベロンなどの低用量ピルを飲んでも特別太ることはないのでその点はご安心ください。

マーベロンの重大な副作用

マーベロンの服用による重大な副作用には、血栓症があります。

血栓症とは、血管の中に血液の塊(血栓)が生じて詰まってしまう病気のことです。

脳に血栓が生じると脳梗塞、心臓の動脈では心筋梗塞などを引き起こして時には命に関わることもある病気です。

次のような血栓症の症状が現れた場合はマーベロンの服用を中止し、すぐに医療機関を受診してください。

手足 急激な足の痛み・腫れ、脱力、まひ
突然の息切れ、痛み
激しい頭痛
うまく話せない、ろれつが回らない(構語障害)
視力が落ちる、視野が欠ける(急性視力障害)

など
また、次のような症状は血栓症の前兆である可能性があります。

  1. 足の痛みや腫れ、しびれ、発赤やほてり
  2. 頭痛
  3. 吐き気や嘔吐

など

これらの症状が現れた場合もマーベロンの服用をやめて、医療機関を受診するようにしましょう!

なお、その際はマーベロンを服用していることを医師に伝える必要もあります。

マーベロンで副作用が起こる確率

マーベロンによる副作用は、いったいどれくらいの確率で起こるものなのでしょうか。

薬が開発された場合、実際に販売をスタートする前に臨床試験で効果や安全性を確認することが一般的です。

その臨床試験によるとマーベロンを服用して何らかの副作用が現れたのは25.5%、約4人に1人とされています。

主に現れたのは、次のような症状です。

吐き気 乳房の痛み 頭痛 不正出血 嘔吐
11.8% 8.4% 5.8% 2.4% 2.3%

など
マーベロンの販売が開始された後におこなわれた再調査でも、全体的な副作用の発症率はそれほど変化がなかったと報告されています。

また副作用の中で最も怖い症状である血栓症ですが、マーベロンの添付文書によると発症率は0.1%と記載されています。

しかし血栓症は寝たきりなどのからだが動かせない状態、血圧が著しく上がった状態、脱水状態などの時には発症率が高まってしまいます。

これらのように血栓症の発症リスクが高まる状態になってしまった時はマーベロンの服用をストップして、医師に相談しましょう!

その他には年齢や1日の喫煙量も血栓症の発症率に関わるので、マーベロンの服用中は禁煙をすることも重要です。

マーベロンの副作用は怖くない!

ここまでマーベロンの副作用を見てきて、「やっぱり副作用が怖い!」と思われる方もいるかもしれません。

繰り返しになりますが重い副作用の血栓症は命を落とすこともある、とても恐ろしい病気です。

しかし海外でおこなわれた調査によると血栓症のリスクに関して次のようなデータがあります。

(※年間10000人あたり)
低用量ピルを服用していない女性 1~5人
低用量ピルを服用している女性 3~9人
妊娠中の女性 5~20人
出産後12週間以内の女性 40~65人

つまり、妊娠や出産に比べるとマーベロンなどの低用量ピルのリスクはとても小さいことが分かります。

また日本では特別な薬のように思われる低用量ピルですが、イギリスでは約3人に1人、ドイツでは約2人に1人が服用しているなど海外では身近な存在です。

つまりマーベロンなどの低用量ピルが怖いというイメージは偏見といっても過言ではありません。

実際には安全性にも優れた、女性の味方なんです!

参考サイトKEGG MEDICUS 医薬品情報

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